北米航路など外航コンテナ船のスポット(随時契約)運賃の安値が続いている。韓進海運が経営破綻する直前の8月末時点でアジア発欧州向けは2015年末に比べ約4割、同米西岸向けも2割強安い水準にとどまり、海運各社の採算を下回る水準だ。輸送量自体は前年を上回っているが、大型船の導入による船腹過剰で運賃の上昇ペースは緩やかなままだ。