台湾で重大犯罪を捜査する法務部(法務省に相当)調査局などは21日夜、南部・高雄港で、日本向け冷凍キハダマグロ約50匹の内部から覚醒剤約140キロを押収した。台湾メディアが22日、報じた。日本での末端価格は約14億円。

マグロは縦に2つに割って覚醒剤を詰めた後、元の形に戻して再冷凍されていた。冷凍コンテナ内の約300匹のうち、覚醒剤入りの約50匹には、青いシールのようなものが付いていたという。(台北 田中靖人)