トヨタ自動車は17日、電気自動車(EV)の開発を担う社内ベンチャー組織を12月に立ち上げると発表した。デンソーアイシン精機豊田自動織機の主要グループ各社からの人材もあわせて4人の組織とする。あえて小規模なチームとすることで、スピード感をもってEV開発を進める狙いだ。

トヨタは各国で強まる環境規制を背景に、主力のハイブリッド車(HV)や「究極のエコカー」と位置付ける燃料電池車(FCV)とならぶエコカーの柱として、EVの量産を2020年まで始める計画が明らかになっていた。

豊田章男社長は「ベンチャー組織としてその分野のことだけを専門に考え、スピード感のある仕事の進め方を確立してほしい」などとコメントしている。