サウジアラビアの若き実力者、ムハンマド副皇太子が8月31日から9月3日まで日本を訪問した。最大の目的は、自ら主導するサウジの経済改革構想「ビジョン2030」への協力の要請だ。サウジは日本の技術や資金に期待し、日本は石油大国での商機を探る。副皇太子の大胆な改革を触媒に、両国は互恵関係を深めようとしている。