三菱電機は10月中旬、日本が打ち上げた準天頂衛星「みちびき」からの信号を利用した自動運転技術を搭載した実験車を試験走行した。兵庫県赤穂市のテストコースに姿を現した自動運転車は、スイッチ一つで、ブレーキや車線維持、縦列駐車などの自律走行をスムーズにこなした。位置情報の誤差がわずか数センチの自動運転技術の登場は、自動運転車の実用化が目前に迫っていることを予感させる。

帝国経済興信所  社会部  木下